AIは、人々の生活に欠かせない技術になっています。
医療や教育、経済など、様々な分野でAIが活用されており、今後進化を繰り返すことで生活や働き方にも変化が表れるはずです。
そんなAI技術の分野で世界をリードする企業として知られるのがGoogleです。
身近な製品にもGoogleのAIが搭載され、様々なサービスを提供しています。
この記事では、Googleが目指しているAIの未来像や展開中の最新AI技術などを解説していきます。
AIの進化で未来はどうなる?
AIは日々発展を繰り返しています。
10年後には今よりも高度な技術や広範な応用が期待されており、AIの能力が人間を超えて高度な問題解決能力が持てる可能性も秘めています。
例えば、経済不況や気候変動、病気の流行など、様々な問題に対する解決策をAIが見出してくれる可能性もあります。
また、人間の生活を快適にするための新しいテクノロジーを生み出すことも予想できます。
家事や健康管理、育児や介護など、日常生活の様々な場面でAIの活用が期待されています。
しかし、その一方で問題を引き起こす可能性も秘めています。
人間の仕事がAIに置き換わることで、雇用の不安定化や経済格差の拡大が懸念されています。
また、AIによって個人情報が処理されるようになれば、情報漏洩やプライバシーの侵害といったリスクも高まります。
AIによる判断が誤ってしまう可能性もあるため、対策を施すことも重要です。
そのため、AIの未来は大きな可能性だけではなく課題も併せ持っています。
AIの影響を十分に理解したうえで、適切な対応をすることが人間には求められています。
GoogleがAIを用いて目指しているもの
Googleは、以下の大きな信念をもとにしてAI開発を進めています。
・AIは人々の生活をより良くするためのツールだという考え方
・AIは社会全体の課題解決に貢献すべきという理念
特に注力しているのがAIの民主化で、どんな人でも手軽にAIを活用できる環境を整備して、イノベーションを加速することを目指しています。
具体的には、以下のような取り組みを実施しています。
医療やヘルスケア分野
AIを使った病気の早期発見や新薬開発の効率化、医療画像診断の精度アップ
環境保護
気候変動対策のためのデータ分析や再生可能エネルギーの最適化、森林火災予測システムの開発
教育
教育コンテンツの自動生成や言語学習支援、個別に最適化された学習支援
また、ビジネス分野に向けても様々な取り組みを実施しています。
・クラウドをベースにしたAIプラットフォーム提供
・AIによる業務効率化ツール開発
・AI人材育成のための教育プログラム提供
・中小企業でも採用しやすいAIソリューション開発
Googleが提供している最新AI技術をご紹介
Googleでは、AI技術の研究を精力的に進めています。
ここでは、Googleが発表しているAI技術を解説していきましょう。
Gemini
Geminiは、Googleが開発して提供している高機能生成AIです。
もともと、「Bard」という名称でリリースしていましたが、2024年に名称が変更されて「Gemini」となっています。
テキスト、画像、音声、動画など、あらゆるデータを処理できるマルチモーダルAIとなっており、対話型AIチャットサービスとして文章の生成や要約、リサーチなど、幅広い用途で活用できる特徴があります。
費用について
Geminiは無料版と有料版が用意されています。
無料版であれば費用を払わずに利用できますが、制限があるので注意が必要です。
制限なく利用したい場合は、月額2,900円を支払うと有料版を活用できます。
有料版であれば、全AIモデルを利用でき、PDFやWordファイルの読み込みもできます。
また、Pythonを活用したデータ分析やGoogleアプリ間との連携も可能です。
Geminiシリーズの種類
Geminiシリーズには以下の4種類があります。
・Gemini Nano
・Gemini Pro
・Gemini Flash
・Gemini Ultra
それぞれの特徴を解説していきましょう。
Gemini Nano
Google製のスマートフォン「GooglePixel」など、Android端末での使用に最適化したモデルがGemini Nanoです。
デバイス上での実行や処理を行うモデルとなっており、応答速度の速さが特徴です。
ネットに接続せずともアプリ内で返信の提案やテキストの要約などを実行できます。
対象のスマホを持っていれば、無料で利用できます。
Gemini Pro
幅広いタスクに対応できる中型モデルです。
膨大なデータを一度で処理できる高い精度が特徴です。
無料版での利用が可能ですが、一部機能に制限があるので本格的に活用したいなら有料版の活用がおすすめです。
Gemini Flash
2024年5月にリリースしたGeminiの最軽量モデルがGemini Flashです。
大規模で高頻度なタスクの処理を目的に開発され、処理スピードが高速な点が特徴となっています。
Google AI StudioやVertex AIでも利用できます。
一般的なビジネスや個人でのニーズに対応し、Googleアカウントを持っていれば誰でも利用ができます。
ただし、機能や処理スピードに制限があるので、より有効に活用したいなら有料版の利用を検討してください。
Gemini Ultra
Geminiシリーズの中でも最上位モデルとなるのがGemini Ultraです。
データ量が大きく、回答生成スピードも高速です。
他のモデルと比較して専門性の高い分野でも高品質な出力が期待できるのが特徴です。
ビジネスや研究、データ分析の他、高度なプログラミングコードの生成などにも使用できます。
ただし、利用するには有料プランへの加入が必要です。
Geminiの使い方
次に、Geminiの使い方を解説していきます。
準備
Geminiを使うためにも、まずはGoogleアカウントを取得しなければいけません。
- Googleのトップページにアクセスする
- 「ログイン」をクリック
- 「アカウントを作成」をクリックして、該当するものを選ぶ
- 氏名・ユーザー名・パスワードを入力して「次へ」に進む
- メールに送られてきたコードを入力して「確認」をクリック
- 生年月日・性別を登録
- 利用規約に同意する
Geminiにログインする方法
Googleアカウントを取得したらGeminiにログインします。
- Geminiの公式サイトにアクセスする
- 画面にある「ログイン」をクリックする
- Googleアカウントでログイン
- 利用規約に同意をして「続ける」をクリック
- AIチャット画面が表示される
パソコンでGeminiを使う方法
- Geminiの公式サイトにアクセス
- 画面下部にある入力欄に質問したい内容や指示を入力
- Enterキーを押す(入力欄の右側にある三角形のマークでも可)
- 生成した回答が表示される
回答が不十分だと感じれば、追加で質問や指示をすると、より詳しい回答が得られます。
スマホでGeminiを使う方法
- Geminiアプリを検索してインストールする
- Googleアプリを開いてGoogleアカウントにログインする
- アプリ上部にあるGeminiタブをタップ
- 指示に従ってGeminiを有効にする
Geminiでできること
Geminiで行えることの一例をご紹介します。
・文章の読解
・文章の作成
・長文の読み取り
・URLの読み取り
・画像の生成
・画像の読み取り
ビジネスであれば、様々な工夫をすることで業務効率化が可能です。
活用事例としては以下が当てはまります。
・議事録の要約
・メモの要約
・URLからWebページの内容を要約
・検索ツール
・SEO対策のサポート
・録音データの要約
・コーディング
AIサブスクプランの発表
Googleは、2025年5月に開催された年次開発者イベント「Google I/O 2025」にて、新AIサブスクプランとして「Google AI Pro」と「Google AI Ultra」の2つを発表しました。
Google AI Proは、Geminiの有料版となるGemini Advancedの後継です。
価格は据え置きの2,900円となっています。
AIツールや2TBのクラウドストレージをまとめたもので、2.5 Proモデルを利用したGeminiやDeep Researchなどが利用できます。
アメリカ、日本、ブラジル、インドネシア、イギリスの大学生であれば、年間無料アクセスが2026年7月まで提供されることも発表されています。
Google AI UltraはVIPプランとなっており、高性能なモデルへのアクセスが可能です。
近日公開予定のVeo 3とGemini 2.5 Pro Deep Thinkモードがリリースされた際にはすぐに利用できます。
AIにやりたい内容を伝えるだけでGeminiが必要な手順を自動的に組み立てる新機能のAgent Modeも体験可能です。
Google AI Ultraはアメリカで提供がスタートし、順次他の国や地域へ展開されていく予定です。
価格は月額249.99米ドルとなっており、初回利用から3ヶ月間は50%OFFで提供されると言います。
DeepMindとの統合でAIの研究や開発の急加速につながる!?
Googleは2023年に自社のGoogle Brain TeamとAlphabet傘下のDeepMindを統合して「Google Deep Mind」を設立しました。
AI開発において豊富な実績を持っている2社が統合したため、AIの発展に向けた今後の活動に注目が集まっています。
DeepMindとは
DeepMindは、Googleの親会社であるAlphabetの子会社として2010年に設立された会社です。
2014年にGoogleに買収されて「Google DeepMind」としての新体制が構築されています。
DeepMindによって開発されたコンピュータ囲碁プログラムの「AlphaGo」が有名で、ディープラーニングと強化学習を組み合わせたアルゴリズムとなっており、結果としてプロの囲碁棋士に勝利した経験があります。
世界で初めてAIが人間を超えたとして世界中で話題となりました。
Google Brain Teamについて
Google Brain Teamは、Googleの人工知能に特化した研究部門「Google A」傘下のAI研究チームです。
活動内容は主にAIの研究や開発で、これまでに「Tensorflow」と呼ばれるオープンソースのAIライブラリを開発した実績があります。
Gmailの分類やYouTubeの広告最適化、Google音声検索といった部分で利用されています。
高速計算が可能なテンソルと呼ばれるライブラリでAI処理を行っており、利用者は世界中に存在します。
公開されている情報やライブラリが豊富にあり、画像のテキスト化や言語翻訳、画像認識や音声認識など、幅広く対応している特徴もあります。
また、Google翻訳もGoogle Brain Teamによる開発です。
多言語テキストの膨大なデータベースとニュートラルネットワークを組み合わせた深層学習システムを採用して実現したプロジェクトとなっており、2016年にはニュートラル機械翻訳システムの提供をスタートさせたことで、Google翻訳の自動改良が進められています。
そのため、今後もさらなる精度向上が期待されています。
ちなみに、前述したGeminiはGoogle DeepMindによる開発です。
Googleは、最新技術を駆使してAIの未来を切り開いています。
身近な製品にも実装されており、生活をより良いものへと変えてくれています。
Google Deep Mindが設立したことで、さらなる発展が予想できます。
実際に、新AIサブスクプランが発表されており、個人やビジネスで大いに活用されるはずです。
今後も、様々な製品やサービスにGoogleのAIが組み込まれていけば、仕事や暮らしがより豊かになっていくでしょう。





















