Google Earthは、バーチャル地球儀アプリです。

高解像度の衛星画像で世界中を見ることができ、様々な都市の地形や建物を3D表示できます。

都市を立体的に表示できるので、その場所にいるかのような体験ができ、周辺地域をバーチャルで散策可能です。

様々な景色を楽しめるアプリですが、一部の施設には意図的にぼかし加工がされている場合があります。

その理由や怖いと噂されている施設などをご紹介していきます。

 

 

Google Earthでは軍事施設も見える!?

 

Google Earthを活用すれば、様々な地域に行けて旅行体験ができます。

行ったことのない国や楽しかった施設、思い出の場所など、色々な場所にバーチャルで行けるのがGoogle Earthの魅力です。

中には「軍事施設を見てみたい!」と考える方もいるでしょう。

しかし、Google Earthでは一部の施設にモザイク加工が施されています。

その1つが軍事施設です。

軍事施設は軍隊が活動拠点として利用している施設となり、演習場や飛行場、港湾や宿舎など、様々な施設から成り立っています。

軍隊の訓練や兵器の保管など、軍事活動に必要な機能を担う地点で、日本にも自衛隊の施設や在日米軍施設があります。

なぜ、軍事施設にモザイク加工が施されているのか、その理由として考えられるのが以下の2つです。

 

国家機密の保護

国防上の機密情報を保護するために、軍施設は高い解像度での画像公開が制限されています。

Googleは、各国の政府と交渉を行うほか、要望に応じて機密情報を保護するためにも措置を講じています。

そのため、あらゆる国の軍事施設にぼかし加工がされていると考えられます。

 

プライバシーポリシー

Googleでは、利用者のプライバシーを保護するため、高解像度の画像データを公開する際に、一定の基準を設けています。

個人情報だけではなく機密情報を保護する目的もあるため、モザイク加工や非公開措置がとられているケースがあります。

 

上記の理由から、軍事施設にモザイク加工が施されていると考えられますが、隠されている場所はその他にも存在します。

その一例が以下の通りです。

 

・秘密研究施設

・政府機関

・政治家の自宅 など

 

機密保持や安全保障上の理由から隠されています。

軍事施設に関してはモザイク加工が施されているケースが多いので、見れない場所もありますが、これまでに施設の一部が公開された事例もあります。

Google Earthの更新によって台湾にある極秘軍事拠点の一部が露わになったと言い、台北市、新北市、桃園市、台中市にある施設の3D表示が可能になったと言います。

当時は、パトリオットミサイルの施設だと報じられていた軍事基地がモザイク加工されることなく鮮明に写っており、一般ユーザーの目に触れられるようになっていました。

そのため、正確な所在地をはじめ、軍事基地のレイアウトやミサイルの発射台の位置までもが確認できたのです。

そのため、台湾では国家安全保障のためにもGoogleと協力すべく対策本部を設置し、各施設の不鮮明化をGoogleに対して求めました。

加えて台湾では地上施設のカモフラージュの強化に取り組むことを発表しています。

 

 

Google Earthでは自分の家も見れる!?

 

Google Earthを活用すれば、自分が住んでいる地域もバーチャルで散策できます。

検索方法は以下の通りです。

 

パソコンでの検索方法

  • パソコンでGoogle Earthを開く
  • 左上にある検索をクリック
  • 自宅の住所を入力してEnter キーを押す

 

スマホでの検索方法

  • スマホでGoogle Earthアプリを開く
  • 画面上部にある検索をタップ
  • 自宅の住所を入力
  • 詳細を確認するには情報カードをタップ

 

ただし、中には自分の家が表示されていることに不安を感じてしまう方もいるはずです。

防犯面で心配があれば、ストリートビュー画像のモザイク加工をリクエストできます。

スマホでのリクエスト方法は以下の通りです。

 

  • スマホでGoogle Earthアプリを開く
  • 自宅の住所を検索する
  • 情報カードが画面下部に表示される
  • 画面下部にあるペグマンと呼ばれる人型のアイコンをタップ
  • ストリートビューでその他のアイコン→問題を報告の順にタップ
  • フォームに記入をして送信をタップ

 

フォームにメールアドレスを入力すると、追加情報が必要になった時や問題の調査状況を知らせる際に連絡がくるので、状況を知りたい場合はメールアドレスの記入を忘れないようにしましょう。

 

 

閲覧注意!?Google Earthには注意すべき場所もあるって本当?

 

スマホやパソコンがあれば、いつでも世界中を見れるGoogle Earthでは、遺跡や施設など、観光名所となっているエリアをチェックできます。

しかし、世界で噂となっている怖い場所に行くことも可能です。

「閲覧注意」とも言われている場所で、自己責任で閲覧する必要があります。

その一部をご紹介していきましょう。

 

 

メキシコにある人形島

 

メキシコのソチミルコには、たくさんの人形が吊るされている島があります。

木に吊るされた無数の人形は年月の経過によって風化しており、一見するとおぞましい光景です。

なぜ人形が吊るされているのかは、島で亡くなった少女を供養するため、島の所有者が他人を近寄らせないようにするためなど、様々な諸説があります。

どれも定かではない理由ですが、今では島への上陸ツアーもあり、観光名所として発展しています。

興味のある方は、「Isla de Las Muñecas」で検索してみてください。

 

 

リビアにある謎の黒い丸

 

北アフリカに位置するリビア東部のジャウフで見られるのが、不規則に並んだ黒い穴です。

綺麗な丸型が並ぶ様子は不自然な印象があり、不気味さを感じてしまいます。

しかし、実際は人工的に作られたオアシスだと言います。

サハラ砂漠の中で水を確保するための場所で、ジャウフはサハラ砂漠の中でも水が豊富な地域となっているため、水源として重要な役割を担っています。

正体を知れば恐ろしさは薄れますが、集合体恐怖症の方にとっては偶然見つけるとゾクッとしてしまう光景です。

興味のある方は、「ジャウフ リビア」で検索してみましょう。

 

 

軍艦島

 

日本の長崎県にある端島(はしま)は、通称「軍艦島」と呼ばれています。

かつて海底炭鉱で栄えた島で、明治から昭和にかけては数千人が住んでいました。

しかし、1970年代に炭鉱が閉鎖されると、次々に住民が島を離れてしまい、今では無人島となっています。

独特の景観となっているため、廃墟マニアや観光客に人気のある場所です。

そんな軍艦島もGoogle Earthを活用すれば手軽に探索できます。

島全体を確認できるほか、Googleストリートビューを使用すれば、建物の内部を移動することもできます。

軍艦島の歴史を感じながら探検気分を味わいたいなら「端島」で検索してチェックしてみてください。

 

 

天空の村 かかしの里

 

徳島県にある三好市東祖谷には「かかしの里」と呼ばれる場所があります。

日本の原風景が残る地域で、自然溢れる景色に癒される場所です。

Google Earthでかかしの里を見てみると、のどかな景色と一緒に近所の人たちが話や作業をしている様子が写っています。

しかし、よく見ると実は「かかし」です。

道端や家付近に何体ものかかしが設置されており、その数は300体を超えていると言います。

様々な場所に点在し、村を賑やかにしている様子が伝わってきますが、夜に通りかかると恐怖を感じてしまいそうです。

かかしの名前や性格などが記された「かかし村基本台帳」もあるようなので、Google Earthで興味を抱いたら実際に足を運んでみるのもおすすめです。

 

 

淡嶋神社

 

和歌山県にある淡嶋神社は、人形供養で有名な神社です。

年間を通して人形供養を受け付けており、3月3日には「ひな流し」と呼ばれる神事も開催されています。

人形を供養するために、和歌山県だけではなく全国に住む人たちが訪れる場所で、供養のために集まった人形や石造は、神社の周辺にびっしりと置かれています。

様々な種類の人形が置かれているその風景に、思わず驚く方も多いはずです。

1つ1つ違った表情をしている人形を見ていると恐怖が増していきますが、「また立ち寄りたい」「異空間」「見応えがある」などといった口コミが多く、実際に足を運んでみるのとは違った感想を持つ方が多い印象です。

 

 

Google Earthの使い方

 

バーチャル旅行を楽しんだり、興味のある場所を探索したりしたいならGoogle Earthの活用がおすすめです。

軍事施設のようにモザイク加工がされている施設もありますが、ご紹介したように様々な場所をネット上で見ることができます。

最後にGoogle Earthの使い方を解説していくので、興味のある方は参考にしてみてください。

 

 

アプリの操作方法

 

Google Earthをスマホで使いたいなら、アプリをダウンロードする必要があります。

「Google Earth」と検索をすればヒットするので、ダウンロードしてみてください。

画面上部にある検索欄に気になる場所を入力すると現地が表示されます。

画面右下にある「3D」をタップすれば、立体的に表示される仕組みです。

人型のアイコンをタップするとストリートビュー機能が使え、地図上に水色の線が現れるので、線の上に人型アイコンをドラッグすると、その場所の様子を写真で確認することが可能です。

画面上に白い矢印が表示されていれば、矢印をタップすると移動もできます。

まるで実際に歩いているような体験ができるでしょう。

 

 

Google Earthの機能

 

Google Earthには「Voyager」機能があります。

Voyagerには様々な機能が搭載されています。

 

・ゲーム

動物の鳴き声、食べ物の起源、世界各地にある博物館や美術館、政界の国立公園など、世界中が出題範囲となっているクイズを楽しめます。

クイズを解くごとに正解や解説文を読むことができ、問題の舞台となった場所が地図上に表示される仕組みです。

 

・自然

タイムプラスで地球の変化を確認できます。

過去の衛星画像を表示できる機能となっており、土地の変化を比較できます。

森林減少や都市開発などを観察してみてください。

 

 

 

今回は、Googleが提供しているGoogle Earthについてご紹介してきました。

Google Earthでは、軍事施設や政府機関など、国家機密の保護やプライバシーポリシーによって見られない施設もあります。

しかし、様々な国にある観光施設や思わず恐怖を感じてしまう施設など、あらゆる場所をバーチャルで探索できます。

国家機密の保護であれば気軽に探検できるので、行きたくても行けない場所があればぜひGoogle Earthでチェックしてみてください。