検索エンジンとして誰もが利用しているGoogleでは、どのような言葉や意味を検索しても知りたい情報が出てくるのでとても便利です。

日常的に使用している方がほとんどなので、わからないことを調べる際に「ググる」という造語も誕生しています。

とても便利なGoogleですが、実は「検索してはいけない言葉」があるのをご存じでしょうか?

この記事では、Googleで検索してはいけない言葉があるという噂に注目してみました。

 

 

Googleで検索してはいけない言葉があるって本当?

 

そもそも、検索エンジンで検索してはいけない言葉があるのは本当なのでしょうか?

検索エンジンで検索してはいけない言葉があるなら、検索エンジンの意味がないと考えるかもしれません。

しかし、世間の噂では都市伝説のような意味で「検索してはいけない」と呼ばれているワードやジャンルが存在しているのは事実です。

この「検索してはいけない」に含まれているのは、ホラー画像、グロテスク画像など、見た人によっては深いトラウマになってしまう内容である可能性があることから「検索してはいけない」と言われているようです。

他にも精神的なダメージを受ける恐れがあったり、ウイルスなどに感染してしまったりするものに関しても「検索してはいけない」とされています。

 

 

Googleで「検索してはいけない言葉」の事例

 

これまでに「検索してはいけない」と言われた言葉と、その内容についてご紹介します。

言葉そのものからは、内容が想像できないものがほとんどです。

内容を知ると「検索してはいけない言葉」の意味も理解できるでしょう。

 

 

エルサゲート

 

エルサゲート(Elsagate)とは、アナと雪の女王の登場人物「エルサ(Elsa)」と、「○○事件(Gate)」という接続語を組み合わせた言葉です。

日本語に直訳すると「エルサ事件」となり、一見子供向けのコンテンツを想像させる言葉になりますが、実際には虐待行為、性的な内容、不適切な表現などを含んだ内容がほとんどで、これらを子どもに見せる悪質な内容となっているのです。

初期はエルサやアナが題材にされていたケースもありましたが、現在では他のアニメキャラクターが登場する動画もあります。

YouTube Kidsで見つかったことがきっかけで、子ども向けを装った不適切な動画と認識されました。

アンパンマンが食べ物を粗末にしたり、ドラえもんが殺人や他人の出血・ケガを見て笑ったり、マリオがキャラクターを惨殺したりするなど、暴言や暴力の多い内容になっています。

これらは子ども向けのコンテンツを装っていて、悪意のあるいたずらや嫌がらせ、動画再生数稼ぎなどの目的で作られたと言われています。

一時期は、検索だけでアカウントが異常を起こすという噂もありました。

 

 

Silk Road 3.1

 

麻薬密売人が運営していたとされる闇サイトです。

麻薬の取引以外にもクレジットカード情報やハッキングスキル、マルウェア、違法コンテンツなどの取引もあったと言われています。

この言葉は、普通に検索しても表示されないようですが、アクセスしただけで警察に逮捕される可能性があると言われていました。

現在、FBIにサーバーを押収され、運営者は逮捕されているようですが、復活しているとの情報もあります。

 

 

cmd rd > s > q c:\

 

この検索ワードは、パソコンを持っているユーザーが打ち込んではいけないと言われています。

その理由は、この言葉を「ファイル名を指定して実行」という部分に打ち込んでしまうことで、パソコンのデータ全削除に加えて再起不能状態になるからです。

この言葉で検索すると、偽サイトには「ウイルスを削除できる」「パソコンの性能が良くなる」などの記載があります。

 

 

生きたメキシコ

 

この言葉から何を想像するかわかりませんが、何気なく検索してしまったことで思わぬ動画に言葉を失う可能性があります。

「生きたメキシコ」では、メキシコで親子の惨殺動画が該当し、その内容はうっかり見てしまうとトラウマになります。

YouTube上ではモザイク処理がされているようですが、想像を絶する内容であるのは間違いないようです。

 

 

ご登録ありがとうございました

 

ネットで商品を注文したり、サービスに加入したりした際によく見る言葉です。

しかし、この言葉を検索してしまうとワンクリック詐欺サイトが複数ヒットしてしまうと言われています。

もし、ここから登録してしまった場合は個人情報の流出や身に覚えのない請求をされる可能性もあるので検索しないようにしてください。

 

 

検索してはいけない言葉は削除されない?

 

「検索してはいけない言葉」は、危険なサイトへの誘導やトラウマ級の動画があることは理解されているのに、なぜ削除されないのでしょうか?

もちろん、これらのキーワードの中には削除されてきたものも多くあります。

しかし、そのほとんどがインターネット上の肝試しのようなものであり、信ぴょう性の低いコンテンツも存在しています。

また、明確なGoogleのシステムにおいて制限に引っかかるものは削除される仕組みです。

これらのコンテンツは、もしかしたらグレーな部分でギリギリ生き残っている可能性も考えられるでしょう。

完全に違法と判断された場合は即削除されるため、結果的に検索しても表示されなくなります。

 

 

実はGoogleが検閲しているって本当?

 

Google検索は、基本的に検閲はしていないと公表されていますが、過去に検閲しているのではないかという疑問の声がありました。

それは、2014年頃「ロリ」という単語に性的なワードを加えて検索すると、検索結果がほとんど表示されないというものです。

表示される検索結果が極端に少なくなり、10件程度しかヒットしなくなったことから当時Googleが特定のワードを検閲しているという推測も出てきました。

この時期、児童ポルノの単純所持が禁止となる“児童ポルノ法改定案”が通過したことを理由に挙げている方もいましたが、Googleは検閲を否定しアルゴリズムの要素として特定のキーワードの使用の可能性を認めています。

しかし直前まで「ロリ」で検索した際には、上位を占めていた中国の動画投稿サイトや、イラスト投稿サイト、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のまとめサイトなど、様々なコンテンツが含まれていましたが、検索結果が表示されなくなった時点でこれらのサイトがごっそり消えてしまい、Wikipedia、Twitter(現X)、YouTubeなどの有名サイトや大手サイトのみのコンテンツに変わっていました。

さらに「ロリ」という言葉の解説記事も上位から消えてしまい、その代わりに「ロリ」という言葉が含まれた全く違うものが上位表示される結果になり、周囲からは「ロリ」を検索して欲しい情報が掲載されていないと思われる事態になったのです。

結果的に意図的な「ロリ」というワードの表示について変更を認めていないものの、意図を持って明らかに大量にヒットする検索結果を排除・制御していると考えられています。

実際にGoogleではアルゴリズムの変更を実施していて、その内容が日本のGoogleでも反映されたことが理由でないかと推測されています。

 

 

 

検索結果から特定のサイトを排除する「グーグル八分」

 

検閲については否定しているものの、Googleでは特定のサイトを排除してユーザーに対してこれらのサイトを表示させないようにすることがあります。

これを「グーグル八分」と言います。

ここでは、「グーグル八分」が何かについて詳しく解説していきます。

 

 

「グーグル八分」とは?

 

グーグル八分は、検索結果から特定のサイトを表示させないことを意味する言葉です。

言葉の由来は「村八分」から来ていて、Googleの検索結果からサイトが弾かれる様子を表しています。

英語圏では、Google検閲とされています。

基本的にGoogleは検閲を行わないと表明していて、原則的に検閲をするのは各国の法律、政策、条例などが求められた場合です。

基本的にGoogleは、自社が提供している情報そのものは主体的に決定できるとしていて、犯罪に関係しているサイト、スパムなどで検索順位を上げているサイトなどを表示させないようにしています。

このような内部決定によって検索結果が変更されることに異論を唱える方もいますが、検索エンジンが事実上寡占状態となっていることから第三者機関には削除事実についての提示が求められているのです。

 

 

グーグル八分に遭う理由は?

 

もし、グーグル八分に遭ってしまった場合は、なぜこのような結果になっているか理由について考えてみましょう。

グーグル八分に該当する可能性があるのは以下のとおりです。

 

 

アルゴリズムの変更

 

Googleのアルゴリズムが変更されたことで、ウェブサイトの表示されている順位が大幅に変わることがあります。

これは、Googleで定期的に行われていることなので違法があったなどの理由ではありません。

 

 

権利侵害

 

Googleから権利侵害をしているサイトとして抗議された場合、グーグル八分に遭う可能性があります。

過去に、Googleの検索結果からウェブページが削除されたケースがありました。

このサイトは、悪質商法の情報共有のために作られましたが、特定の事件と関連性のある会社との関係性が疑われたことが理由です。

 

 

スパム認定

 

検索エンジンからスパムと判断されてしまった場合、Googleでサイトの表示がされなくなります。

特にGoogleは検索エンジンスパムに対して厳しい姿勢を貫いているため、不正行為発覚のペナルティとして該当ページの削除がされているのです。

 

 

フィルタリング

 

Googleでは、アダルトサイトの表示抑制のためにフィルタリングを取り入れています。

アダルトサイトとしてフィルタリングされてしまうと、検索結果に表示されなくなります。

 

 

各国の検閲による指導

 

世界的な検索エンジンのGoogleは、多くの人が日常的に利用しています。

しかし、Googleで検索したい情報が表示されない場合は、国の政府によって検閲がされた可能性が考えられます。

Googleは各国の政府の意向を汲み取り、その国で許可された情報を表示するようにしています。

 

 

 

Google自体は、それぞれの検索キーワードに関しての検閲は行っていないとしていますが、実際には各国のルールなどに従って検索結果の表示を変更している可能性が高いです。

意図していないことでも、違反と認定されてしまうと検索結果に表示されない可能性もあります。

こまめにGoogleの規約などをチェックするようにしましょう。