インターネットの普及に伴い、情報の検索では検索エンジンを使うのが当たり前となっています。
ネット上にある膨大な情報の中から、ユーザーが入力したキーワードに関連したWebページや画像、動画などを探して一覧で表示するシステムが検索エンジンです。
そんな中、企業のイメージに影響を与えるものとしてサジェストが挙げられます。
サジェスト対策を怠れば企業に対して悪いイメージを持つユーザーが増える可能性があり、様々な被害を受ける可能性があります。
ここでは、サジェスト対策について説明すると共に、Yahoo!やGoogleの仕組み、自社で対策に取り組む際の手順などをご紹介していきます。

サジェスト対策とは

サジェストとは、英語の「suggest(提案する)」が語源の単語で、検索エンジンで入力したキーワードに対する関連した候補を自動で提案する機能です。
例えば、「メイク」と入力すると「メイク 順番」「メイク 初心者」「メイク 種類」と言った候補が出てきますが、これらがサジェストキーワードです。
ユーザーが素早く情報を探せるため、ユーザーの興味やニーズを理解するためのヒントとして活用されています。
サジェスト対策は、サジェストに表示されるキーワードを管理する施策です。
企業にとって適切なものであるように、欲しいワードを表示させる他、非表示にするといった対策を講じることを指します。
目に留まりやすい部分なので、企業のイメージに大きな影響を与えます。
ポジティブなワードであれば問題ありませんが、企業名に加えて「ブラック」「やばい」「詐欺」「危険」といったマイナスなワードが表示されれば、イメージの悪化を招いてしまいます。
風評被害を起こす可能性もあるため、企業にとって重要な施策の1つです。

【サジェスト機能】GoogleやYahoo!の仕組み

ここからは、GoogleやYahoo!それぞれのサジェストの仕組みを解説していきましょう。

Googleにおけるサジェストの仕組み

基本的に、検索ボリュームや入力したキーワードと合わせて、よく調べられるワードや関連のあるワードに基づいてサジェストが表示される仕組みですが、Google独自の特徴もあります。
「パーソナライズ化」が大きな特徴となっており、検索する場所や端末、検索履歴に合わせて、ユーザーが求めている内容を予測してサジェストキーワードを表示する仕組みです。
そのため、人によって表示内容が異なります。
複合キーワードに関しては、パソコンとスマホで同じサジェストキーワードが出やすいですが、単一ワードになるとバラ付きが出やすい傾向です。
また、Googleサジェストの更新頻度は2週間に1回程度と言われています。
更新頻度が少ないので特定のサジェストを表示させるまでには期間がかりますが、短期間で大量の検索が行われるニュース性の高いワードはリアルタイムで表示されるケースもあります。

Yahoo!におけるサジェストの仕組み

Yahoo!サジェストは、Yahoo!が保有している検索データや検索結果を抽出するロジックに基づいて表示される仕組みです。
頻繁に検索されるキーワードの上位10個が抽出されて検索エンジンに表示されますが、検索数が多い順番に並んでいると言われています。
Googleとは異なり、検索位置や検索行動が考慮されるわけではありません。
また、Yahoo!サジェストが更新される頻度はほぼ毎日です。
頻繁に更新されているため、ニュースや炎上事件といった一時的なワードが反映されやすい特徴があります。
また、2023年10月からはYahoo!とLINEが統合してサービスを連携しています。
そのため、LINEにもYahoo!の検索エンジンが搭載されています。
LINEからの検索も多いことが予想できるため、商材やサービスの内容によってはGoogleのみならずYahoo!での対策にも力を入れる必要があります。

自社でサジェスト対策をする場合の手順

検索を多く繰り返したりSNSに大量に投稿を繰り返したりすれば、理論上ではサジェストの順位を変更できると考えられます。
しかし、自分で対策をするとなれば1台のパソコンやスマホを繰り返し使用することになるため、多くのユーザーから検索されたと認識されにくいです。
複数の回線やデバイスを自分で用意することも難しいため、自分のみで対策を施すのは現実的ではないと言えます。
しかし、下記の方法を取り入れれば自社でもサジェスト対策は可能です。
「コストをかけたくない」「とりあえず自社で対策を施してみたい」といった企業担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

サジェストの調査

対策を始める前に、まずはサジェストを調査して対策が必要であるか判断します。
GoogleやYahoo!の検索エンジンに自社名や自社商品、サービス名などを入力します。
その際、どのようなサジェストが表示されるかで対策の有無を考えてみてください。
例えば「企業名+商品名」「企業名+求人」「企業名+本社」といったワードが表示されれば問題ないでしょう。
また、手軽に調査をしたい場合にはツールの活用もおすすめです。
「ラッコキーワード」や「Googleキーワードプランナー」といったツールは、サジェストワードを一括で確認できるので、スムーズに調査できます。

ポリシー違反の可能性を調査

出てきたサジェストワードがポリシー違反に当てはまっていないか調査していきます。
GoogleやYahoo!では、オートコンプリートに関するポリシーを提供しています。
例えば、Googleであれば「暴力的な内容」や「露骨な性的表現」「著名人に対する不適切・抽象的な検索候補」などが削除の対象です。
これらの表現に当てはまる場合には、削除申請を行う準備を始めましょう。
しかし、全ての申請が通るわけではありません。
申請が承認された場合でも、サジェストの削除のみが実施されるので、元となるサイトは削除されません。
上記を理解した上で削除を申請しましょう。

削除申請を行う

ポリシーに違反していた場合には、検索エンジンそれぞれのサジェスト削除申請フォームを活用して削除申請を行ってください。

・Google
Googleで検索をした際にはサジェストが一覧で表示されますが、その表示されている右下に「不適切な検索候補の報告」という項目があります。
項目をクリックすることで、フィードバックの送信が可能です。
また、「法律に基づく削除に関する問題を報告する」というページからも申請を行えます。
申請を実施して正当性が認められれば削除されます。

・Yahoo!
Yahoo!JAPANにログインをして、ヘルプセンター内にある「Yahoo!検索-お問い合わせフォーム」から申請可能です。
必要事項を記入し、申請して正当性が認められれば削除に応じてもらえます。
また、削除申請には「検索結果ページのURL」「関連検索ワード」「詳細(削除したい理由)」の入力が必要です。
あらかじめ準備しておきましょう。

コンテンツの削除を依頼する

サジェストを削除しても、ネガティブな情報が記載されているコンテンツが表示され続けていれば再度サジェスト汚染が起こってしまいます。
検索ボリュームが増えれば表示されてしまうので、そのキーワードを含んでいる情報の出所を断ち切る必要があります。
Webサイトの問い合わせフォームや掲載されているメールから、管理者に連絡をしてコンテンツの削除を依頼してみてください。
自社の主張に正当性があることを証明するためにも、具体的な証拠を添付することが重要です。
ただし、必ず削除してもらえるとは限りません。
自社のみでの解決が難しい場合には、専門家に依頼をして削除申請の代行やその他の対策を検討してもらいましょう。

サジェスト対策は専門業者への依頼がおすすめ

個人や一企業でもサジェスト対策は可能です。
しかし、作業を迅速に進めなければ問題が発展する可能性もあります。
風評被害が広がればブランドイメージの低下や売上ダウンにもつながるため、素早い対処が不可欠です。
そんな時にはサジェスト対策に関する知識や経験が豊富な専門業者に対策を依頼してみましょう。
自社のみで行うことが難しいサジェスト対策を迅速に実施してくれます。
また、中には再発防止の施策を行ってくれる業者も存在します。
逆SEOといった対策もしてもらえるため、風評被害全般に備えることが可能です。

 

今回は、サジェスト対策について解説してきました。
サジェストが汚染されれば企業のイメージ低下や売上ダウンなど、企業活動に影響を及ぼしてしまいます。
株式会社ニャースでは、サジェスト対策や逆SEO対策など、風評被害対策を手掛けています。
迅速な対応が不可欠な問題なので、自社のみでの解決が難しい場合には、ぜひ一度ご相談ください。